さいたま市でひったくりを繰り返したとして、県警捜査3課、大宮署、浦和署の合同捜査班は25日、窃盗などの疑いで、高校生の男（20）＝窃盗罪などで公判中＝ら19～20歳のいずれも同市見沼区に住む高校生の男3人をさいたま地検に追送検した。県警は男らが関与した窃盗事件など23件（被害総額約185万円）を確認。このうち10件（同約72万円）を追送検して、捜査を終結した。

　追送検容疑は共謀の上、昨年11月1日～今年6月8日の間、同市内の路上など10カ所で、現金約7万円とバッグなど153点（時価計約65万円）を窃取した疑い。一部は容疑を認め、生活費や遊興費に充てたと供述しているという。

　同課によると、男らは盗品のバイクに2人で乗り、夕方から深夜にかけて、徒歩や自転車の通行人を追い抜きざまにバッグをひったくっていた。被害品のクレジットカードの持ち主に成り済まして不正利用し、電子タバコを購入し、売却して現金を得ていた。被害者の中には、転倒し負傷した被害者もいるという。