埼玉新聞

 

32万個の光「動的平衡」表現 福岡氏が万博の展示内容を初公開

  •  報道陣に公開された、大阪・関西万博で福岡伸一さんが手がける「いのち動的平衡館」で展示する円柱形スクリーン=26日夜、大阪市

     報道陣に公開された、大阪・関西万博で福岡伸一さんが手がける「いのち動的平衡館」で展示する円柱形スクリーン=26日夜、大阪市

  •  報道陣に公開された、大阪・関西万博で福岡伸一さんが手がける「いのち動的平衡館」で展示する円柱形スクリーン=26日夜、大阪市

 2025年大阪・関西万博でパビリオンを手がけるプロデューサーの一人、生物学者の福岡伸一さんは26日、大阪市で報道関係者に展示内容を初公開した。テーマ館の名称は「いのち動的平衡館」で、展示するのは3万6千本ほどの棒に約32万個の発光ダイオード(LED)電球をちりばめ、円柱形に配置した作品。映し出す光の集結で細胞分裂や動物の誕生を表現する。

 パビリオンのテーマは「いのちを知る」。動的平衡は福岡さんが提唱した概念で、生命体が外界と絶えず物質を交換しながら一定の状態を維持していることを指す。福岡さんは記者団に「私のキーワードを通して、命とは何かを考えるきっかけにしてほしい」と話した。

ツイート シェア シェア