埼玉新聞

 

<新型コロナ>学校で新クラスター発生…埼玉5315人感染、男女死亡 病院など12クラスター拡大続く

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは30日、新型コロナに感染した70代の男女2人が死亡、新たに5315人の感染を確認した。過去最多を更新し、初めて5千人を上回った。感染者の内訳は県発表が3107人、さいたま市1201人、川口市525人、川越市220人、越谷市262人。 これまで確認された感染者は16万5353人、死者1067人(30日夜現在)。29日夜時点の重症者は16人、入院1139人、宿泊療養843人、自宅療養1万7891人。退院・療養終了13万4997人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女2540人。新規のクラスター(感染者集団)は県内学校で9人が感染。既存のクラスターでは、高齢者施設で14人増の計21人、児童施設で2人増の計34人、学校で2人増の計30人など11カ所で増加した。会食で感染が疑われるのは20~60代の男女5人。ワクチン3回接種済みは22人。2回接種済みは10~90代の男女1166人。

 さいたま市によると、感染判明は10歳未満~90歳以上の男女1201人。中等症は15人。クラスターとなった南区の精神科病院「浦和神経サナトリウム」で新たに職員や入院患者11人の感染が判明し、計50人となった。感染者が初めて千人を超え、市は「保健所の職員を216人に増強し、対応に当たっていく」とした。

 川口市によると感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~90代の男女525人。また、28日に陽性と発表した2人について取り下げた。

 川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~80代の男女220人で過去最多を更新した。

 越谷市によると、70代の男女2人が29日に死亡し、市内の死者は計44人になった。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女262人。公立保育所で女性職員の感染が判明し臨時休所にしている。

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