【感染情報】リンゴ病が4年ぶり流行 東京、埼玉が全国最多の水準 両ほお、腕、足に赤い発疹と風邪症状 妊婦は胎児への影響に注意
2024/11/29/07:23
ほおに赤い発疹ができる「リンゴ病(伝染性紅斑)」が4年ぶりに流行している。幼児や学童がかかりやすく、両ほおや腕、足に赤い発疹ができ、風邪の症状を伴うことが多い。
国立感染症研究所によると、今月11日から17日までに報告された1医療機関あたりの患者数は、全国平均0・56人で前年同時期の0・01人の56倍。2020年以来、4年ぶりの流行となっている。
特に首都圏での感染者増加が目立ち、東京都の1医療機関あたりの患者数は1・93人で全国最多。埼玉県も同1・92人でほぼ同水準の多さとなっている。
厚労省によると、りんご病はほとんどが自然に回復するが、発疹、発熱のほか、関節痛、咽頭痛、鼻症状、胃腸症状、粘膜疹、リンパ節腫脹、関節炎を合併することがあるという。
また、妊婦が感染した場合、まれに胎児水腫になることがあるとし、注意を呼びかけている。
=埼玉新聞WEB版=