埼玉県などは1日、4565人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。過去2番目の多さで、9日連続で3千人を上回った。県によると、感染者の内訳は、県発表が2888人、さいたま市1052人、川口市263人、川越市68人、越谷市294人。

　県とさいたま市、川口市で陽性者計4人の取り下げがあり、累計感染者は17万3524人（チャーター便帰国者含む）、死者は1068人（1日午後7時現在）となった。

　1月31日午後9時時点の重症者は20人、感染者の入院は1279人、ホテル療養768人、自宅療養1万8588人。退院・療養終了は14万3349人。

　県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女2391人。クラスター（感染者集団）関連は12施設で、新たにに児童施設2カ所、学校、医療機関で5～9人の感染が確認された。会食では20～40代の男女3人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していた20～90代の男女24人、2回接種していた10～90代男女1133人が感染した。

　県教育局によると、県立学校31校で児童生徒87人、教職員3人が感染。5校が学年閉鎖し、学級閉鎖は46件だった。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女1052人。過去2番目に多く、千人を超えたのは2回目。重複していたとして、陽性者1人を取り下げた。年代別では、10歳未満が200人で最も多い。クラスター関連では、西区の介護老人保健施設が職員1人増で計35人。南区の医療機関が入院患者10人増で計60人となった。

　川口市によると10歳未満～80代の男女263人の感染を確認。保育園は新たに民間3園と市立1園で5人が感染、4園が当分の間の休園になった。小学校では1校の学校閉鎖が続き、学級閉鎖は小学校で29校56学級、中学校は10校16学級が学級閉鎖中。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～80代の男女68人の感染を確認。192人だった1月31日から124人減った。

　越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女294人。