改元祝うSL、秩父鉄道が運行 特別ヘッドマークを掲出、秩父路駆ける 1日はおめでとう令和号を運行
2019/05/01/00:00
秩父鉄道(本社・熊谷市)は30日、改元を祝うSLイベントとして「SLありがとう平成号」を熊谷―三峰口間で運行した。
運行したC58363は1944年2月、川崎車両で製造された蒸気機関車。現役時代は東北を中心に活躍し、72年に引退後は旧吹上町(現鴻巣市)の吹上小学校の校庭にあった。88年3月開催のさいたま博覧会でSL運行の声が高まり、復活を果たした。
SLありがとう平成号は特別ヘッドマークや日章旗、赤色ナンバープレートを掲出。雨が降る中で秩父路を駆け抜け、乗客には特別乗車記念証もプレゼントされた。秩父市宮側町の秩父駅では、SLとの記念撮影を楽しむ人や、「ばいばい」と名残惜しそうに手を振る人の姿も見られた。
千葉県流山市の三好大吾君(10)、健吾君(9)兄弟は「平成最後の日にSLに乗れて良かった」と笑顔だった。
5月1日には「SLおめでとう令和号」が運行される。