ショッピングモール「エムズタウン幸手」の前にある自家製うどん・パフェ喫茶「くぅぅ」は、同じ店舗にうどんと喫茶の2業態が共存する一風変わった飲食店。ファミリーレストラン運営会社の同僚だった池本晃永さん（48）がうどん店主を、山岸智代さん（50）が喫茶店主を務める。

　昨年3月に店をオープン。当初はうどんと喫茶で営業時間を分けていたが、「両方食べたい」というお客さんの声を受け、両メニューを同時に展開することになった。

　喫茶はパフェと自家製プリンが売り。今回頼んだのは定番の「フルーツパフェ」（税込み1100円）。オレンジ、キウイ、パイナップル、バナナをベースに季節の果物を盛り合わせている。クリームの量は控えめ。代わりに「いろんな種類の果物をたくさん食べてもらいたい」（山岸さん）と10種類近くをぜいたくに用い、健康面にも気を配っている。果物本来の甘さや酸味が口の中に広がり、すがすがしい。

　うどん粉を使ったドーナッツ「ど～なっくぅぅ」（5個入り300円）、麺を揚げて砂糖をまぶした「うどりんとう」（70グラム入り180円）といった、うどんスイーツも。山岸さんは「選べる楽しさを大切にしながら、おいしいと思うものを提供していきたい」と話した。

【メモ】自家製うどん・パフェ喫茶「くぅぅ」幸手市上高野808の2（電話0480・53・4364）。営業時間は午前10時～午後5時（ラストオーダー午後4時半）。定休日は火曜と金曜。東武線幸手駅から徒歩約10分。