埼玉新聞

 

ATMと窓口の間を何度も行き来…「息子のために緊急でお金が」と話す女性 郵便局長が詐欺を疑い、警察へ通報 被害を未然に防ぎ感謝状

  • 笹森幹人署長(左)から感謝状を受け取った島田則夫局長=熊谷市冑山の大里冑山郵便局(熊谷署提供)

    笹森幹人署長(左)から感謝状を受け取った島田則夫局長=熊谷市冑山の大里冑山郵便局(熊谷署提供)

  • 笹森幹人署長(左)から感謝状を受け取った島田則夫局長=熊谷市冑山の大里冑山郵便局(熊谷署提供)

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、熊谷署は大里冑山郵便局の島田則夫局長に感謝状を贈呈した。

 同署によると、島田局長は10月29日午後2時ごろ、来局した東松山市の80代女性がATMと窓口の間を何度も行き来していたため声をかけたところ、女性が「息子のために緊急でお金が必要。息子は携帯電話が壊れたようだ」などと話したことから特殊詐欺を疑い、ホットラインで同署に通報したという。

 同局で感謝状を手渡した同署の笹森幹人署長は「被害を防ぐためにも、金融機関の皆さまには積極的な声かけと通報をお願いしたい」と引き続き協力を要請。同局の島田局長は「被害防止は私たちの使命。今後も職員への指導を徹底したい」と述べた。

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