埼玉県などは5日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡と、新たに7358人の感染を確認したと発表した。新規感染者は最多だった3日の5627人を1731人上回り過去最多を更新し、初めて7千人を超えた。

　感染者の内訳は県管轄5144人、さいたま市992人、川口市601人、川越市185人、越谷市436人。

　これまでに確認された感染者は19万5929人、死者は1074人（5日午後6時現在）。4日夜時点の重症者は45人、感染者の入院は1431人、宿泊療養714人、自宅療養2万1420人。退院・療養終了は15万9142人。

　県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女4311人。年代別で最も多いのは30代で769人（17・8％）、以下、40代725人（16・8％）、10代700人（16・2％）だった。クラスター（感染者集団）関連は18施設で、新たに医療機関と学校の2カ所で5人ずつ計10人の感染が確認された。会食では10～40代の男女6人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していた20～80代の男女34人、2回接種していた10～90代以上男女1842人が感染した。

　県感染症対策課は「集団感染だけでなく全体的に感染者が増えている。引き続き十分な感染対策を」と呼び掛けている。

　さいたま市によると、80代女性が先月22日に死亡した。市内の死者は169例目。クラスターとなった見沼区の特別養護老人ホームに入所していた。感染が判明したのは10歳未満～90歳以上の男女992人。中等症は5人。医療機関の届け出ミスにより、同31日発表分2件を取り下げた。

　川口市によると、50代女性が今月2日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女601人。4日発表分1件を取り下げた。

　川越市によると、10歳未満～90代の男女185人が感染。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女436人。