優美に曳き踊り 「秩父夜祭」の宵宮開催 きょう3日に大祭 午後7時半ごろには夜空に約4300発の花火
2024/12/03/09:28
日本三大曳山(ひきやま)祭の一つで、ユネスコ無形文化遺産の秩父神社例大祭「秩父夜祭」の宵宮が2日、同神社周辺で開催され、市街地が祭りムード一色に染まった。
前夜祭に当たるこの日は、宮地、本町、中町、上町の屋台4基(国指定重要有形民俗文化財)が、各収蔵庫から秩父神社までを曳行(えいこう)。屋台の上では少女らが長唄三味線に合わせて「曳き踊り」(国指定重要無形民俗文化財)を披露し、見物客を楽しませた。
大祭の3日は、中近と下郷の笠鉾(かさぼこ)も加わり、全6町会の山車が一堂に会す。屋台芝居は午前11時から美宝会館前(同市上町)で上演。同神社近くの買継商・黒門通りでは秩父銘仙の織物や特産品販売でにぎわう。午後7時半ごろには夜空に約4300発の花火が打ち上がる予定。