消防幹部が火災現場で喫煙 当時は勤務時間外、現場が近所で駆け付け消火活動に協力 鎮圧後に指揮所で喫煙 「極めて不適切な行為」と消防長が謝罪
2024/12/03/10:34
埼玉県の行田市消防本部の幹部職員が今年7月、同市埼玉の火災現場で、喫煙をしていたという情報が市や市議に寄せられていたことが2日分かった。
行田署や市消防本部によると、7月27日午後7時25分ごろ、同市埼玉で火災が発生し、木造平屋住宅と木造2階建て住宅、2軒の住宅の間にあった木造平屋物置が全焼した。幹部職員は勤務時間外だったが、火災現場が近所だったことから、現場に駆け付けて消火活動に協力。火災がある程度鎮圧した後、指揮所で喫煙したという。
同日に行われた12月市議会の一般質問で、福島ともお市議は「信じられない行為で、不謹慎極まりない」と指摘した。
吉沢宏消防長は「極めて不適切な行為だった。市民の皆さまに不快な思いを与えてしまい、心からおわび申し上げます」と謝罪。該当職員を厳しく注意するとともに、再び同様の事案が発生しないよう徹底的に指導していくと答弁した。