埼玉新聞

 

言葉にならない衝撃の風景 関東に残る廃墟、荒涼とした山肌 「人間とは何か」描き続ける 足尾に半世紀通う画家が最後の連作展

  • 「足尾の風景を追い続けたい」と語る鈴木喜美子さん。県内最後の展示となる美術館への搬出を待つ大作「足尾―眺望」=11月22日、草加市神明の「ミュゼ環・鈴木喜美子記念館」

    「足尾の風景を追い続けたい」と語る鈴木喜美子さん。県内最後の展示となる美術館への搬出を待つ大作「足尾―眺望」=11月22日、草加市神明の「ミュゼ環・鈴木喜美子記念館」

  • 鈴木喜美子作「足尾への道」(1981年)

    鈴木喜美子作「足尾への道」(1981年)

  • 【地図】さいたま市(背景白)ー2

    さいたま市の位置

  • 【地図】さいたま市浦和区

    さいたま市浦和区の位置

  • 「足尾の風景を追い続けたい」と語る鈴木喜美子さん。県内最後の展示となる美術館への搬出を待つ大作「足尾―眺望」=11月22日、草加市神明の「ミュゼ環・鈴木喜美子記念館」
  • 鈴木喜美子作「足尾への道」(1981年)
  • 【地図】さいたま市(背景白)ー2
  • 【地図】さいたま市浦和区

 約半世紀にわたり栃木県日光市足尾町に通い、移り変わる風景を描き続ける草加市在住の画家・鈴木喜美子さん(81)。埼玉県立近代美術館(さいたま市浦和区)で2025年1月14~19日まで、「足尾―風土円環 鈴木喜美子展」が開催される。足尾は日本で最初の公害問題が起こった地。同5月、同地に開館予定の「足尾銅山記念館」に、鈴木さんが昨年までに描いた300号の大作を含む83点が収められることになり、連作が一堂に会し県内で展示されるのは最後となる。

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