埼玉県などは7日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡と新たに5722人の感染を確認したと発表した。新規感染者は7日連続で4千人を上回った。県によると、感染者の内訳は、県発表が4046人、さいたま市914人、川口市314人、川越市173人、越谷市275人。

　川口市で陽性者2人の取り下げがあり、累計感染者は20万7863人（チャーター便帰国者含む）、死者は1077人（7日午後7時現在）。

　6日午後9時時点の重症者は49人、感染者の入院は1487人、ホテル療養691人、自宅療養2万3642人。退院・療養終了は16万8793人。

　県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女3177人。クラスター（感染者集団）関連は14施設で、新たに医療機関と障害者施設、高齢者施設で7～12人の感染が確認された。会食では未就学児～60代の男女5人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していた20～100代の男女49人、2回接種していた10～90代男女1340人が感染した。

　県教育局によると、県立学校26校で児童生徒57人、教職員7人が感染。3校が学年閉鎖し、学級閉鎖は31件だった。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女914人。クラスターが発生している桜区の特別養護老人ホームで新たに職員1人、利用者5人の感染が判明し、同施設での感染者は計42人となった。

　川口市によると、新たな感染確認は未就学児から90代までの男女314人。小学校は26校41学級、中学校は10校23学級、市立高校で1学級が学級閉鎖中。保育園では民間8園で11人が感染し休園を決めた。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～90代の男女173人の感染を確認した。

　越谷市によると、60代男性と80代女性が5日に死亡した。新たに感染が判明したのは275人。市の学童施設で職員女性の感染が明らかになり、施設を臨時休室にしている。