県ワクチンチームは県や県内自治体の新型コロナウイルスワクチン接種能力について、1、2回目も含め1日に約5万回可能との見方を示した。「5万回近く接種を行っても、まだ県の接種センターなどに予約の空きがある状況」とし、さらに接種を行うことができるとみている。

　予約に余裕があることについて担当者は「前回の接種から6カ月たっている人などへの接種券の配布は行われており、早く打ちたい人は打てている一方で、のんびりしている人もいる。（多くの人が早く打ちたがっていた）昨年6月とは切迫感が違う」と話した。

　一方、県が1日に開設したさいたま市北浦和の南部ワクチン接種センターでは順調に予約が埋まりつつあるという。担当者は「直近の日付は埋まっているが、少し先の予約枠には余裕がある」と希望者に予約を促した。

　東部、西部、北部にもセンターを開設することについては「市町村の接種状況や接種券の配布状況を注視して総合的に判断する」とした。