パチンコ経営者ら逮捕、敷地内の景品買い取り所で客から景品を買い取った疑い 以前は許可なく台のくぎ調整
2022/02/08/00:00
客に提供した特殊景品を買い取ったとして、県警保安課と加須署の合同捜査班は6日までに、風営法違反(賞品の買い取り)の疑いで鴻巣市本町5丁目、パチンコ店「パーラーツバサ」の経営者(68)と東京都中野区東中野4丁目、韓国籍で同店従業員(47)、同三鷹市上連雀1丁目、同店従業員(53)を再逮捕し、会社役員の男2人を逮捕した。
再逮捕容疑は共謀の上、加須市篠崎2丁目の同店の営業に関して、2021年10月15日ごろから11月5日ごろまでの間、前後7回にわたり、同店敷地内に建てられた景品買い取り所において、客に提供した特殊景品計29枚を8万3500円で買い取るなどした疑い。県警は共犯のため認否を明らかにしていない。風営法では、パチンコ店が客に提供した景品を買い取ることは禁止されている。
同課によると、同年6月、不定期に行われる警察官の行政立ち入りから、不審な点を確認したという。
経営者らは、特殊景品の買い取り行為を隠蔽(いんぺい)するため景品買い取り所や卸業者の会社役員男らと、架空の納品書を偽造するなどしていた。
県警は1月16日、パチンコ台のくぎを許可なく広げたり狭めたりしたとして、風営法違反(無承認変更)の疑いで3人を逮捕していた。
同課は、コロナの影響で同店の営業がうまくいっていなかったとみている。