埼玉県などは9日、新型コロナウイルスに感染していた7人の死亡と新たに4944人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が2794人、さいたま市1006人、川口市480人、川越市216人、越谷市448人。

　陽性者9人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は21万8822人（チャーター便帰国者含む）、死者は1091人（9日午後7時現在）。

　8日午後9時時点の重症者は55人、感染者の入院は1564人、ホテル療養665人、自宅療養2万5013人。退院・療養終了は17万9327人。

　県によると、70～80代の男女3人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100歳代の男女3493人。クラスター（感染者集団）関連では、すでに感染者が判明している20施設で感染者が出た。新たに児童施設と高齢者施設、医療機関3カ所で6～18人の感染者が確認された。ワクチンを3回接種していた20～90代の男女66人が感染した。

　県教育局によると、県立学校12校で教職員2人、児童生徒23人が感染し、学年閉鎖を1件、学級閉鎖を21件実施した。

　さいたま市によると、80代の男女2人が死亡した。感染が判明したのは10歳未満～90代以上の男女1006人。新たに西区の介護老人保健施設でクラスターが発生し、職員18人、入所者19人、通所利用者2人の計39人の陽性が判明した。クラスター関連では、緑区のサービス付き高齢者向け住宅で新たに職員1人の感染が判明し、計42人となった。

　川口市によると、入院中だった60代男性が3日に死亡した。新たな感染確認は10歳未満の未就学児から90代までの男女480人。また短期入所介護施設で21人の感染が分かりクラスターと認定された。保育園は新たに8園で8人が感染。休園は21園。学級閉鎖は22小学校で40学級、11中学校で20学級。

　川越市によると、90代の男性1人が8日に死亡した。新規感染者は10歳未満～90代の男女216人。

　越谷市によると、新たに感染が判明したのは448人。市職員8人の感染も新たに分かった。