埼玉新聞

 

埼玉で流行警報を発令“りんご病”9年7か月ぶり 飛沫と接触で感染 1定点当たりの報告数は過去最大に…3番目に多いのは川口市保健所、2番目はさいたま市保健所、最多の保健所は

  • 【ちなみ】マスク=新型コロナイメージ

    りんご病流行、県が9年7カ月ぶり警報発令 マスクの着用など呼びかけ

  • 【ちなみ】マスク=新型コロナイメージ

 埼玉県は4日、県内定点医療機関からの「りんご病(伝染性紅斑)」報告数が、11月25日~12月1日の週に1定点当たり3・49人となり、国の基準値2人を超えたとして、流行警報を発令した。警報発令は2015年5月以来、9年7か月ぶり。1定点当たりの報告数は統計のある1999年以降最大となった。

 感染症対策課によると、保健所管内別での1定点当たりの報告数は、南部保健所(12・00人)が最も多く、さいたま市保健所(6・04人)、川口市保健所(4・54人)が続いた。

 発熱や頭痛などの症状が出るりんご病の主な感染経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染。アルコールによる消毒効果は弱いとされることから、同課はマスクの着用などの咳エチケットや手洗いを呼びかけている。
 

ツイート シェア シェア