埼玉新聞

 

「また出して」廃棄されていたサトイモをこんにゃくに 埼玉・狭山で給食に提供 児童ら珍しそうにほお張る

  • 「里芋こんにゃくサラダ」を配膳する児童=8日午後、狭山市堀兼の市立堀兼小学校

 地域特産のサトイモを活用したメニューを食べてもらおうと7、8日、狭山市内の小中学校の給食で「里芋こんにゃくサラダ」が提供された。

 「里芋こんにゃく」はJAいるま野が硬く食用としては不向きで多くが廃棄されていたサトイモの親芋を原料にこんにゃく専門のメーカーと協力して開発。2020年12月下旬から同JAの直売所で販売している。味が染み込みやすく煮物などに適しているという。

 8日に「里芋こんにゃくサラダ」が提供された同市堀兼の堀兼小学校では、新型コロナウイルス感染防止のため、机の周りを飛まつ防止パネルで囲った上で会話はせず、児童たちは「里芋こんにゃく」を珍しそうに見つめながら口へと運んでいた。

 サトイモが好きだという4年生の男児は「(里芋こんにゃくは)柔らかくておいしかった。また給食に出してほしい」と話してい。

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