埼玉新聞

 

路面凍結でトラック横転…埼玉積雪で46人けが 雪の上で転倒した女性重傷 首都高は通行止めに

  • 降雪被害 県内、転倒など46人けが

 南岸低気圧と寒気の影響で10日朝から雪が降り始め、秩父で最大11センチを記録するなど県内各地で積雪が観測された。県によると、南部、北部、秩父に大雪注意報が発表され、転倒などにより46人が負傷。さいたま市桜区と志木市を結ぶ羽根倉橋では、路面凍結によりトラックの横転や軽自動車の接触事故などが相次ぎ、計3人が負傷した。

 県災害対策課のまとめによると、県内の積雪は秩父で11センチ、越谷で4センチ、杉戸、本庄、熊谷で各1センチ。三郷市の女性(73)が雪の上を歩行中に転倒し腕などを骨折する重傷を負ったほか、さいたま市、加須市、富士見市など20市町で計45人が軽傷を負った。

 10日の午前5時ごろに南部、東部、秩父地域に発表された大雪注意報は同日午後10時25分に解除。県内の道路では首都高速埼玉新都心線の与野ジャンクションからさいたま見沼出入口までが、11日正午ごろまで通行止めになった。

 浦和西署と朝霞署によると、11日午前5時半ごろ、荒川に架かる羽根倉橋でトラックが横転し、運転手が病院に搬送された。ほかに車同士の接触事故が2件、追突事故が3件、単独で中央分離帯などに接触した事故が2件発生し、2人がけがを負った。事故現場は片側2車線の直線で、事故当時路面が凍結していたという。

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