ホストクラブ“無許可”営業していた…女に罰金100万円 バーとホストクラブに分かれ、摘発をかいくぐり売上2500万円か…客トラブルで発覚 男性は不起訴に
越谷市内で無許可でホストクラブを営業し、客に対する接待を行ったとして逮捕された風俗店経営の女(57)について、越谷区検は5日までに、越谷簡易裁判所に略式起訴した。処分は4日付。同簡裁は同日付で罰金100万円の略式命令を出した。
女は昨年12月から今年11月14日までの間、県公安委員会からの許可を受けずに越谷市内のホストクラブで客の接待をしたとして、風営法違反(無許可営業)の疑いで、県警保安課と越谷署の合同捜査班に11月14日に逮捕されていた。
一方、共犯の男性は同区検が4日付で不起訴処分とした。
■2500万円を売り上げたか(以下、初報記事)
許可を得ずにホストクラブを営業し、客に対する接待を行ったとして、県警保安課と越谷署の合同捜査班は14日、風営法違反(無許可営業)の疑いで、風俗店経営の女(57)と、風俗店店長の男(31)=いずれも越谷市南越谷2丁目=を逮捕した。
逮捕容疑は共謀し、県公安委員会からの許可を受けないで、昨年12月から今年11月14日までの間、越谷市南越谷1丁目のホストクラブ「アクターオール」と併設の「アクターオールファースト」で、客の接待をした疑い。共犯事件のため、県警は認否を明らかにしていない。
保安課によると、同店は2017年に飲食店として届け出されていた。今年7月2日、店舗関係者と客がトラブルになったことから客が越谷署に相談し、接待営業をしていることが発覚。今月13日夜、県警の捜査員が店舗を訪れ店長の男が客を接待していたことを確認し、その後に現行犯逮捕した。
2人は併設の2店舗を店舗内で間仕切りして、一方ではカウンターバーを装った店舗を作り、もう一方で接待の設備が入った店舗を整備しており、立ち入り調査などを端緒とした摘発を免れていたとみられ、昨年11月ごろからの約1年間で、2500万円を売り上げていたという。