自民党は6日、次期衆院選の公認候補となる選挙区と比例代表の支部長約170人を決定した。いずれも10月の衆院選で当選した現職。派閥裏金事件に関係して10月の衆院選で非公認とした議員や、不適切な党員登録問題を抱える田畑裕明氏(富山1区)らの選任は見送った。関係者が明らかにした。
党本部は非公認議員や落選議員の扱いについても検討を進め、第2弾以降で判断する方針だ。支部長に選ばれないと政党交付金を受け取れないなどの制約がある。
選任が見送られたのは、非公認で当選した旧安倍派の萩生田光一、西村康稔両氏、旧二階派の平沢勝栄氏のほか、下村博文、高木毅両氏ら落選するなどした元職。