埼玉新聞

 

JR東日本が運賃を大幅値上げへ 平均7・1%  東京駅から大宮駅が580円→620円に 浦和は410円→440円 大宮以南は高い値上げ率 再来年3月、同社初の全面改定

  • 東京駅起点の普通運賃(現行と改定後の比較)=JR東日本の発表資料から抜粋

    東京駅起点の普通運賃(現行と改定後の比較)=JR東日本の発表資料から抜粋

  • 東京駅起点の普通運賃(現行と改定後の比較)=JR東日本の発表資料から抜粋

 JR東日本は6日、26年3月に運賃の全面改定を行う手続きに入ったと発表した。全エリアでの本格的な運賃改定で、1987年の同社発足以来初となる。値上げ率は平均7・1%。

 普通運賃の値上げ率は7・8%、通勤定期は12・0%、通学定期は4・9%。

 埼玉県の大宮駅以南などが対象となる電車特定区間の値上げ率は、普通運賃が10・4%、通勤定期13・3%、通学定期8・0%と高い。山手線は普通運賃で16・4%の値上げを予定している。首都圏に設定している他のエリアより低廉な電車特定区間の運賃計算を「幹線」に統合したため。

 今回の改定による、埼玉県内各駅から東京駅までの運賃をみると、浦和が410円から440円に値上げ、大宮が580円から620円に、上尾が680円から720円に、熊谷が1170円から1230円に値上げされる。
 
 同社は運賃改定の理由について、サービス多様化、物価高や人材確保、車両・設備の更新、バリアフリー設備の拡充や激甚化する災害への対策などと説明している。

=埼玉新聞WEB版=

 

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