千葉県警君津署は8日、自宅で同居する父親の右胸付近を蹴るなどして負傷させたとして、傷害の疑いで、君津市の会社員大久保実容疑者(45)を逮捕した。父親の無職誠一さん(78)は搬送先の病院で7日に死亡。署は傷害致死容疑も視野に調べている。
逮捕容疑は5日午後7時40~45分ごろ、誠一さんを暴行しけがを負わせた疑い。署などによると2人暮らし。同日午後9時ごろ「70代男性が転倒し意識がない」と119番があった。誠一さんは自宅近くの路上で倒れていた。
容疑者は、石川県輪島市に住んでいた誠一さんが能登半島地震で被災し、避難してきたため面倒を見ていたと説明しているという。