埼玉新聞

 

<高校サッカー>昌平GK西村遥己、J2新潟へ キック1日300本で努力 昌平は今季Jリーガー4人輩出

  • 新潟に入団内定した西村遥己=14日午後、杉戸町の昌平中学・高校

 昌平高は14日、GK西村遥己(18)のJ2新潟への入団内定会見を埼玉県杉戸町の昌平中学・高校で行った。同校からは今季、DF八木、MF井野、平原のプロ入りが内定しており、昨年に引き続き4人のJリーガーを輩出した。幼いころからの夢をかなえた西村は「これからの一日が大事だと思う。プロとしての自覚を持って頑張りたい」と、しっかり足元を見つめた。

 同選手の最大の武器は、シュートストップと足元の技術の高さ。GKを始めたのは中学2年生と遅かった。藤島監督は「能力は高かったが、基本的な技術が足りなかった」と入学当時を振り返る。それでも、加藤大地GKコーチらと努力を重ねた。苦手だったというキックも「1日300本のキックを蹴っていた」と努力で克服。つらかった時も、高校時代の良き思い出として語った。

 「可能性がある限りは続けようと思っていた」。他のチームメートの進路が決まる中、最後までプロにこだわり、夢をつかみ取った。「練習から一本のシュートを大事にする選手」と監督、コーチが口をそろえる真面目な姿勢は、必ず将来の活躍へつながるはずだ。

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