埼玉新聞

 

秩父の象徴に別れ 国道140号線「秩父陸橋」解体 「地元に帰ってきた」と実感する秩父出身者のシンボル的存在 下を走っていた線路は1996年の工場閉鎖後撤去されてた

  • 引き込み線をまたぐ役割をした1980年代の秩父陸橋(県秩父県土整備事務所提供)

    引き込み線をまたぐ役割をした1980年代の秩父陸橋(県秩父県土整備事務所提供)

  • 平面化工事が進む秩父陸橋を紹介する(左から)県秩父県土整備事務所の辻幸二所長、山口組の新井久夫取締役、新井公裕工事部長=11月29日、秩父市

    平面化工事が進む秩父陸橋を紹介する(左から)県秩父県土整備事務所の辻幸二所長、山口組の新井久夫取締役、新井公裕工事部長=11月29日、秩父市

  • 引き込み線をまたぐ役割をした1980年代の秩父陸橋(県秩父県土整備事務所提供)
  • 平面化工事が進む秩父陸橋を紹介する(左から)県秩父県土整備事務所の辻幸二所長、山口組の新井久夫取締役、新井公裕工事部長=11月29日、秩父市

 秩父市中心部の国道140号線上に架かる「秩父陸橋」の平面化事業が進んでいる。県秩父県土整備事務所は同橋の解体・平面化工事に伴い、10月下旬からの通行を迂回(うかい)路へ切り替えた。事業完了は2027年度末の見通し。橋長31・8メートル、斜面約5%の同橋は、熊谷市方面から山梨県方面へ通行する際、武甲山などの壮大な景色が望める。「壊してしまうのは名残惜しい」という住民らの声もあるが、同事業は地域の安全対策と経済発展へつながっている。

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