秩父の象徴に別れ 国道140号線「秩父陸橋」解体 「地元に帰ってきた」と実感する秩父出身者のシンボル的存在 下を走っていた線路は1996年の工場閉鎖後撤去されてた
2024/12/08/11:25
秩父市中心部の国道140号線上に架かる「秩父陸橋」の平面化事業が進んでいる。県秩父県土整備事務所は同橋の解体・平面化工事に伴い、10月下旬からの通行を迂回(うかい)路へ切り替えた。事業完了は2027年度末の見通し。橋長31・8メートル、斜面約5%の同橋は、熊谷市方面から山梨県方面へ通行する際、武甲山などの壮大な景色が望める。「壊してしまうのは名残惜しい」という住民らの声もあるが、同事業は地域の安全対策と経済発展へつながっている。