ふたご座流星群観測のチャンス 13日夜からピーク 1時間に40個期待 埼玉など太平洋側は冬型で晴れ予報【天文情報】
2024/12/09/10:20
株式会社ウェザーニューズによると、14日ごろにピーク(極大)を迎える三大流星群の一つ「ふたご座流星群」について、見頃となる13日(金)夜から14日(土)明け方にかけ、本州は西高東低の冬型の気圧配置となり、埼玉県など太平洋側を中心に流星観測が期待できるという。
今年のふたご座流星群は、14日午前10時ごろに活動のピークを迎えるため、13日夜から14日明け方が一番の見頃。埼玉・東京では午後6時ごろから東の空に昇り始める。放射点(流星が放射状に飛び出してくるように見える天球上の点)が空高くに昇るにつれて流星の数も増えてくる。
国立天文台によると、今年は12月15日が満月で、暗い流星が見えづらくなるものの、ふたご座流星群は明るい流星も多く流れるので、12日夜から15日明け方までの3夜は、普段よりも多くの流星を見ることが期待できるという。
13日の夜は、午後9時ごろから流星の数が増えていき、14日午前0時ごろに空の暗い場所で観察した場合、1時間あたり30個程度の流星が見られそう。午前3時から5時ごろには、見られる流星の数が1時間に約40個に達することが期待されるという。
また、流星は、放射点付近だけでなくどちらの方向にも現れるので、なるべく空の広い範囲を見渡すように勧めている。
=埼玉新聞WEB版=