埼玉県などは16日、5980人の新型コロナウイルス感染と5人の死者を確認したと発表した。新規感染者は16日連続で4千人を上回り、5日ぶりに前週同一曜日を上回った。感染者の内訳は、県発表が4072人、さいたま市945人、川口市414人、川越市200人、越谷市349人。

　累計感染者は25万5161人（チャーター便帰国者含む）、死者は1122人（16日午後7時現在）。

　15日夜時点の重症者は62人、感染者の入院は1689人、ホテル療養683人、自宅療養3万3965人。退院・療養終了は20万6750人。

　県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女3157人。うち、みなし陽性者は36人。クラスター（感染者集団）関連は23施設で、新たに障害者施設2施設で各5、6人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは20～60代男女5人。ワクチンを3回接種していた20～80代の男女70人、2回接種していた1486人が感染した。

　県教育局によると、県立学校8校で児童生徒23人、教職員4人が感染。学年閉鎖は3件、学級閉鎖は8件。

　さいたま市によると、市内在住の10代の男子学生が9日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女945人。このうちみなし陽性が29人。新たに北区の特別養護老人ホームでクラスターが発生し、職員10人、入所者20人の計30人が感染した。また、重複があったとして、陽性者4人の発生届を取り下げた。

　川口市によると、入院中だった80代男性と70代男性が死亡した。新規の感染確認は10歳未満の未就学児から90代までの男女414人。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～90代の男女200人の感染を確認した。

　越谷市によると、70代と80代の男性2人が死亡した。感染が判明したのは10歳未満～90代以上の男女349人。市内の特別養護老人ホームで入所者と職員計21人の感染が判明し、市はクラスターと認定した。