埼玉新聞

 

第2子の保育料を無償化に 深谷市が発表、3歳未満で埼玉初 認定こども園、小規模保育室の子も無料に

  • 深谷市役所=深谷市仲町

 深谷市は16日、3歳未満の第2子保育料を無償化すると発表した。県内初の取り組みで、子育て世帯の経済的負担の軽減を図っていく。一般財源で対応し、2022年度当初予算案に負担金1億3400万円を盛り込み、22日開会する3月定例会に計上する。市の単独事業で、可決されれば4月から実施する。

 3歳以上の幼稚園・保育園の保育料は国の制度で全て無償になっている。3歳未満については、深谷市ではこれまで第2子の保育料を利用者が半額負担していた。第1子の保育料はこれまで通り利用者が全額負担し、第3子は無償になる。対象の人数は500人と見込んでおり、負担額は1億2050万円。

 認定こども園や小規模保育室を利用する第2子も無料になる。市が施設に保育料を支払う対象者は80人を見込み、負担額は1350万円。第2子保育料の無償化は小島進市長の公約になっていた。利用者は申請が必要で、市保育課で受け付ける。

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