埼玉県などは17日、新型コロナウイルスに感染していた80代男性3人が死亡、新たに5569人の感染を確認したと発表した。感染者は2日ぶりに前週同曜日を下回った。内訳は県発表が3235人、さいたま市1204人、川口市574人、川越市164人、越谷市392人。

　これまでに確認された感染者は26万729人（チャーター便帰国者含む）、死者は1125人（17日午後6時現在）。

　16日夜時点の重症者は62人、感染者の入院は1705人、宿泊療養702人、自宅療養3万1411人。退院・療養終了は21万4005人。

　県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女3601人。17日のみなし陽性は69人。クラスター（感染者集団）関連では、既に感染者が出ている18施設で新たに感染者が確認された。会食で感染したとみられるのは10～70代の男女11人。ワクチンを3回接種していた20～90代の男女81人、2回接種していた1448人が感染した。県教育局によると、県立学校4校で児童生徒6人が感染し、学級閉鎖を5件実施した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～100代の男女1204人。クラスター関連では、西区の特別養護老人ホームで新たに職員1人と入所者2人の感染が判明し、同施設での感染者は計46人となった。

　川口市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女574人。うち、みなし陽性は25人。また、5日に陽性と発表した1人を取り下げた。小学校で7校10学級、中学校で2校2学級が学級閉鎖中。

　川越市によると、4日に感染が判明した80代男性が11日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～100歳以上の男女164人。市内の知的障害者支援施設で3～15日に、20～40代の入所者男女9人、20～50代の職員男女7人の計16人が陽性となり、16日にクラスターと認定された。

　越谷市によると、80代男性2人が死亡した。感染が判明したのは10歳未満～80代の男女392人。市内高齢者施設で入所者8人の陽性が分かり、クラスターと認定した。