埼玉県などは20日、新型コロナウイルスに感染していた4人の死亡と新たに6070人の感染を確認したと発表した。1日の新規感染者が5千人を上回るのは5日連続。内訳は県発表が4211人、さいたま市878人、川口市527人、川越市180人、越谷市274人。

　これまでに確認された感染者は27万8289人（チャーター便帰国者を含む）、死者は1138人（20日午後7時現在）。19日夜時点の重症者は59人、感染者の入院は1744人、宿泊療養768人、自宅療養3万1723人。退院・療養終了は23万1285人。

　県によると、80代と90代の男性2人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女3872人。そのうち、みなし陽性者は58人。新規のクラスター（感染者集団）関連では高齢者施設で60～100代の入所者男女27人と40、70代の職員男女3人の計30人が陽性となった。会食では20～70代の男女12人が感染。ワクチンを3回接種していたのは20～100代の男女90人だった。

　さいたま市によると、いずれも市内医療機関に入院していた80代男性が9日、90代女性が10日に死亡した。市内の死者は187人。80代男性はクラスターが発生した桜区の特別養護老人ホームの入所者。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女878人。うちみなし陽性者は43人。クラスター関連では、緑区の特別養護老人ホームの入所者1人、職員2人の感染が新たに判明して計42人となった。

　川口市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女527人。うちみなし陽性者は20人。

　川越市によると、10歳未満～90代の男女180人が感染。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代以上の男女274人。うちみなし陽性者は2人。