埼玉新聞

 

電車と車が衝突…男性2人搬送、駅のすぐ近く 警報機や遮断器ない「第4種踏切」で発生、先月も衝突事故

  • 今年1月17日に発生した列車と軽自動車の衝突事故で大破した軽自動車。右奥は列車から降りてきた乗客ら=午前11時10分ごろ、熊谷市川原明戸(画像を一部加工)

 20日午後3時40分ごろ、寄居町末野の秩父鉄道踏切で、羽生発三峰口行き下り普通列車(3両編成)と軽貨物自動車が衝突した。

 寄居署によると、衝突したのは秩父方面へ進行中の列車と東方向に進行していた本庄市の会社員男性(49)が運転する軽貨物自動車。業務中だった男性と同乗者で同僚の40代男性が胸などを打ち、病院へ搬送された。列車の乗員や乗客約20人にけがはなかった。現場は波久礼駅から南に約20メートルの場所で、警報機や遮断器がない「第4種踏切」だった。同署は事故原因を調べている。

 秩父鉄道の第4種踏切では、今年1月17日にも熊谷市川原明戸で、列車と軽自動車の衝突事故が発生している。

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