埼玉新聞

 

だまされた母親、詐欺犯と電話しながらATMで150万円を振り込む あとから不審に思って息子に相談

  • 還付金詐欺、150万円被害=狭山市

 狭山署は19日、狭山市の無職女性(76)が還付金名目で現金約150万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、17日午前9時ごろから数回にわたって、女性方に市役所職員などを名乗る男から電話があり、「累積医療費の還付金があります。確認のため、住所、氏名、電話番号を教えてください。まだ現金自動預払機(ATM)で手続きができます」などと告げられた。信じた女性は同10時ごろから同40分ごろまでの間、同市内の金融機関に設置されているATMで、金融機関職員を装う男と携帯電話で通話しながら指示通りに操作し、2回にわたって指定口座に現金計約150万円を振り込んだという。不審に思って長男に電話で相談し、被害に気付いた。

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