「自分らしさ大切に」 日本唯一の主夫芸人中村シュフさんが講演 出身の寄居町で 過去にはM-1グランプリで準決勝に進出 結婚を機に家庭に入り、3児の父
2024/12/13/12:20
寄居町立城南中学校で10日、道徳講演会が行われ、同町出身で日本唯一の主夫芸人といわれる中村シュフさん(45)が講演した。家事と育児に多忙な毎日を送る傍ら、お笑いライブの手伝い、イベントの司会、情報番組のレポーター、ワークショップ講師、雑誌の連載などで活躍中の中村さんは「自分らしさを大切に自分らしく生きてほしい」と語った。
町教育委員会は2017年度から町青少年健全育成町民会議と共催し道徳講演会を開催。今回の講演会を前に小中学校の教員による専門チームを結成し、中村さんの協力の下で道徳教材も作成した。講演会は同校以外の児童生徒も各小中学校でタブレットなどを使用し、オンラインで講演会の模様を視聴した。
中村さんは町立男衾小、同男衾中、県立松山高校を経て東北生活文化大学家政学部へ入学。家庭科教員免許、保健教員免許、整理収納アドバイザー2級の資格を取得した。大学卒業後はお笑い芸人として「M-1グランプリ2006」で準決勝に進出。結婚を機に家庭に入り、現在は3児の父親でもある。
講演で中村さんは妻から「私と結婚して家庭に入ってもらえませんか」とプロポーズされ、主夫になったことを紹介。妻が外で働き、家事を行っている中村さんは「非常に幸せに暮らしている」と強調した。ターニングポイントでは自分で判断をすることが大切とし、「自分らしさを見つけて、学校生活を過ごしてほしい」と話していた。