埼玉県などは22日、新型コロナウイルスに感染していた70～100代の男女6人が死亡、新たに3879人の感染を確認したと発表した。4千人を下回ったのは1月31日の3611人以来22日ぶり。感染者の内訳は県発表が2450人、さいたま市931人、川口市185人、川越市62人、越谷市251人。

　これまでに確認された感染者は28万6767人（チャーター便帰国者含む）、死者は1145人（22日午後6時現在）。

　21日夜時点の重症者は60人、感染者の入院は1807人、宿泊療養807人、自宅療養3万2583人。退院・療養終了は24万1739人。

　県によると、70代と100代の女性2人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児を含む10歳未満～100代の男女2181人。うち、みなし陽性は38人。クラスター（感染者集団）関連では8施設で新たに感染者が確認された。会食では20～70代の男女6人が感染したとみられる。ワクチンを3回接種していたのは20～90代の男女59人だった。県教育局によると、県立学校12校で児童生徒26人が感染し、学級閉鎖を15件実施した。

　さいたま市によると、90代男性が12日、80代女性が15日に死亡した。市内の死者は189人。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女931人。うち、みなし陽性者は46人。クラスター関連では、西区の介護付き有料老人ホームの入所者1人が新たに感染し計31人となった。

　川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女185人。保育園の休園は6園（全面休園2、一部休園4）。学校は22小学校の35学級、5中学校7学級が学級閉鎖中。また、13日と20日に陽性と公表した計2人を取り消した。

　川越市によると、80代男性が19日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女62人。

　越谷市によると、80代女性が13日に死亡した。新たに感染したのは10歳未満の未就学児～90代の男女251人。