埼玉県などは24日、新型コロナウイルスに感染していた70～80代の男性5人が死亡、新たに5710人の感染を確認したと発表した。3日ぶりに前週同一曜日を上回り、4日ぶりに5千人を超えた。感染者の内訳は県発表が3424人、さいたま市1292人、川口市596人、川越市169人、越谷市229人。

　これまでに確認された感染者は29万6940人、死者は1152人（24日午後6時現在）。

　23日夜時点の重症者は57人、感染者の入院は1731人、宿泊療養813人、自宅療養3万1048人。退院・療養終了は25万1807人。

　県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女3442人。うち、みなし陽性は91人。クラスター（感染者集団）関連は21施設で、新たに高齢者施設4施設で6～9人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10～50代男女10人。ワクチンを3回接種していた10～90代の男女100人、2回接種していた1316人が感染した。県教育局によると、県立学校4校で児童生徒4人、教職員1人が感染。学級閉鎖は8件だった。

　さいたま市によると、70代男性が12日に、80代男性が13日に、80代男性が14日に死亡した。13日に死亡した80代男性はクラスターが発生した西区の介護老人保健施設の入所者。市内の死者は192人になった。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女1292人。うち、みなし陽性者は54人。市内高齢者施設で14人の感染が判明し、市保健所が調査している。

　川口市によると、23日に70代男性が死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女596人。市立保育園で園児2人の感染が分かり休園になった。休園は4園（全面休園1、一部休園3）。学級閉鎖は10小学校11学級、2中学校2学級。

　川越市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女計169人。

　越谷市によると、70代男性1人が19日に死亡した。感染が判明したのは男女229人。