埼玉新聞

 

急患対応24時間365日 越谷に救急クリニック、9月開院の見込み 外科、内科、小児科など6科予定

  • 完成予想図(医療法人EMS提供)

 越谷市大竹に、24時間365日急患対応する救急クリニックが開設する見込みとなった。救急車で搬送される傷病者に診療を行う救急告示医療機関(市内6カ所目)となる予定で、今年9月の開院を目指す。

 施設名は「酒井救急クリニック」。運営母体の医療法人EMS(鹿児島県南九州市)によると、予定診療科は救急科、外科、内科、小児科、整形外科、脳神経外科の6科。病床は4床で短期間の入院も可。発熱外来など新型コロナ患者も受け入れるという。建物は2階建て、敷地面積は約1900平方メートル。東武伊勢崎線大袋駅西口から西に約1キロの場所を予定する。

 市内の医療体制は、第二次救急医療(入院治療や手術を必要とする重症の救急患者を対象)として越谷市を含む近隣6市1町の15医療機関(市立病院など)が輪番制で対応。第三次救急医療(より高度な処置が必要な重篤患者を対象)は獨協医科大学埼玉医療センター(同市南越谷)が該当している。

 同法人は2017年、加須市にも同様の救急クリニックを開設した。

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