埼玉新聞

 

<新型コロナ>新クラスター止まらず 3回接種済み含む9人が…埼玉で50代など死亡、3304人感染

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは25日、新型コロナウイルスに感染していた9人の死亡と新たに3304人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が2118人、さいたま市748人、川口市212人、川越市59人、越谷市167人。

 さいたま市で過去の陽性者1人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は30万243人(チャーター便帰国者含む)、死者は1161人(25日午後7時現在)。24日夜時点の重症者は56人、感染者の入院は1731人、ホテル療養799人、自宅療養2万7926人。退院・療養終了は25万9430人。

 県によると、50~80代の男女4人が死亡した。70代男性はワクチンを3回接種しており、クラスター(感染者集団)が発生した高齢者施設で感染したとみられる。県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~100代の男女2681人。うち、みなし陽性は60人。クラスター関連では、新たに障害者施設2施設と高齢者施設8施設で5~36人の感染が確認された。会食で感染したとみられるのは20~70代の6人。ワクチンを3回接種していたのは男女113人で、2回接種は男女1111人。県教育局によると、県立学校2校で児童生徒2人が感染。学級閉鎖を3件実施した。

 さいたま市によると、市内の90代女性が18日、80代男性が19日、市外の60代男性が1日に死亡した。3人はいずれも基礎疾患があった。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女748人。新たに市内の高齢者施設2カ所でクラスターが発生し、岩槻区の介護保健施設で職員9人、入所者41人の計50人が、見沼区の介護保健施設で職員8人、入所者23人の計31人の感染が判明した。

 川口市によると、17日に90代男性、24日に90代女性が死亡した。新たな感染確認は10歳未満の未就学児~90代の男女212人。市内障害者施設で職員と利用者ら2人の感染が分かり、2人が関連する班の一部閉鎖を決めた。

 川越市によると、10歳未満~90代の男女計59人が新型コロナウイルスに感染。

 越谷市によると、新たに感染したのは10歳未満の未就学児~90代の男女167人。障害者施設で入居者25人と職員5人の計30人の感染が判明し、市保健所はクラスターと認定した。

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