埼玉県などは28日、新型コロナウイルスに感染していた70～80代の男女6人が死亡、新たに4213人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は県発表が2723人、さいたま市908人、川口市306人、川越市141人、越谷市135人。

　これまでに確認された感染者は31万3953人（チャーター便帰国者含む）、死者は1177人（28日午後6時現在）。

　27日夜時点の重症者は54人、感染者の入院は1714人、宿泊療養730人、自宅療養2万6813人。退院・療養終了は27万4194人。

　県によると、県管轄ではワクチンを3回接種していた1人を含む70～80代の男女4人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～100代の男女2900人。うち、みなし陽性は59人。クラスター（感染者集団）関連では、新たに高齢者施設2カ所で5人と10人が感染した。会食では10～40代の男女6人が感染したとみられている。ワクチンを3回接種していたのは男女99人、2回接種していたのは男女1165人。県教育局によると、県立学校4校で児童生徒11人と教職員1人が感染し、学級閉鎖を10件実施した。

　さいたま市によると、市内の70代女性が21日に死亡した。女性は基礎疾患があった。感染が判明したのは10歳未満～100歳代の男女908人。うち8人が同じ障害者施設の関係者という。また、90代の男性1人が重症、70～80代の男女5人が中等症となっている。

　川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女306人。七つの保育園で園児や保育士計8人の感染が判明した。休園は7園になった。学級閉鎖は市立幼稚園1園1学級、6小学校10学級、2中学校2学級。

　川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女141人。

　越谷市によると、80代の男性が27日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～90代以上の男女135人。みなし陽性者は4人。クラスター関連では、市内の障害者施設で、職員と利用者6人の感染が判明し計36人に。市内の医療機関1カ所で新たに職員と患者14人の感染が分かった。