埼玉新聞

 

頭を打ったか、骨折は 自転車で転倒の女性動けず…救急搬送は拒否 目撃した男性、歩いて自宅まで付き添う

  • 転倒の70代女性を救護、鴻巣署が感謝状

 鴻巣署(増渕健署長)は2月24日、自転車で転倒した鴻巣市の70代女性を適切な対応で救護した功労で、同市居住の介護福祉士小泉智弘さん(26)に同署で感謝状を贈呈した。

 同署によると、小泉さんは昨年12月16日午前10時10分ごろ、鴻巣市箕田地内の路上を歩いていたところ、自転車に乗った70代女性が転倒したのを目撃。「頭を打った可能性もあるのでは…」と思い、119番通報した。

 すぐに救急車が駆け付けたが、女性が救急搬送を拒否したため、小泉さんは女性の自宅まで、付き添うような形で歩いて送り届けた。女性にはほとんどけがはなかった。

 小泉さんは「倒れた直後は動けずにいた。骨折の可能性や頭を打ったのでは…と疑って、すぐに119番した。無事だったので、良かった」と話した。

 増渕署長は「119番通報など、適切に行動していただいた。自転車から転倒した高齢女性が無事に帰宅でき、良かった」と感謝した。

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