埼玉新聞

 

ひどい…「不当な雇い止めだ」と訴えた男性、認められず チームリーダーだった研究者、理研で“任期は最長10年”の募集に応募…10年が過ぎ、特例で雇用されるも降格 裁判長、リーダーの地位確認も却下 契約更新への期待も合理的でない理由

  • 敗訴の判決を受けて記者会見を開いた原告の男性研究者=20日午後、さいたま市浦和区

    敗訴の判決を受けて記者会見を開いた原告の男性研究者=20日午後、さいたま市浦和区

  • 敗訴の判決を受けて記者会見を開いた原告の男性研究者=20日午後、さいたま市浦和区

 国立研究開発法人「理化学研究所(理研)」(本部・和光市)の60代男性研究者が不当な雇い止めにあったとして、労働契約の地位確認と受けた不利益など約220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が20日、さいたま地裁で言い渡された。鈴木尚久裁判長は地位確認を却下し、他の請求も棄却した。男性側は判決後、記者会見を開き「不当判決だ」と主張し、控訴する意向を示した。

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