川口署は4日、川口市の無職女性（54）が架空請求で現金915万円と30万円分の電子マネーをだまし取られたと発表した。

　同署によると、女性の携帯電話に「お聞きしたいことがあります」などと記載されたメールが届いた。女性がメールに記載されていた番号に電話すると、通信事業会社員などを名乗る男から「サイト登録料金の未納があります」などと言われ、誤信した女性は同日から同月22日までの間、数回にわたり川口市内のコンビニエンスストアで電子マネー30万円分を購入した上、カード番号を教えたほか、指定された場所や口座に現金計915万円を配送、振り込んだ。

　その後女性は金融機関の定期預金を解約するように指示され、3月1日に金融機関の窓口で手続きを行おうとしたところ、金融機関職員の指摘により詐欺と発覚。同日午前9時半すぎにホットライン通報した。