埼玉新聞

 

初出場で初優勝を市役所で報告 全国中学駅伝で優勝した鶴ケ島・藤中の男子駅伝部 8秒差でたすきを受けたアンカーが区間新記録でゴール 「ユニホームにある鶴ケ島という文字が力に」

  • 全国中学校駅伝大会に初出場、初優勝した鶴ケ島市立藤中学校駅伝部=鶴ケ島市役所

    全国中学校駅伝大会に初出場、初優勝した鶴ケ島市立藤中学校駅伝部=鶴ケ島市役所

  • 全国中学校駅伝大会に初出場、初優勝した鶴ケ島市立藤中学校駅伝部=鶴ケ島市役所

 滋賀県希望が丘文化公園で開催した第32回全国中学校駅伝大会に出場した鶴ケ島市立藤中学校(竹田聡校長)男子駅伝部が19日、鶴ケ島市役所を訪れ、斉藤芳久市長に優勝を報告した。同校は同大会初出場で、21年ぶりに県勢が頂点に輝く快挙を飾った。

 全国優勝を目指して大会に臨んだ駅伝部。トップと30秒差でたすきを受け取った5区の3年久野温正選手が先頭と8秒差でアンカーで主将の3年植松遼選手にたすきを託し、区間新記録でゴールした。

 市役所1階ロビーでは、到着した部員らを職員が大きな拍手で出迎え、緊張していた部員らもうれしそう。表敬訪問で斉藤芳久市長は「鶴ケ島市の名前を全国に知らしめてもらい、うれしい」と選手をたたえた。さらに各部員に「頑張ってくれた」「素晴らしい追い上げだった」などと声をかけ、ねぎらった。

 今井隆生監督も「子どもたちの頑張り、鶴ケ島市の応援を背に全てが一つになって結果が出せた。この結果を胸に来年さらに成長してこの場に来れることを約束したい」と話していた。

 優勝のテープを切った植松主将も「5区の久野君が8秒差という最高の位置で来て、後はやるしかない、鶴ケ島のために恩返しがしたいという思いで最後まで走り切れた」と報告した。

 ほかの選手らも「市民としての誇りを持って、さらなる活躍がしたい」「ユニホームにある鶴ケ島という文字が力になって最後まで踏ん張れた」などと話していた。

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