中国電力は23日午後1時、再稼働した島根原発2号機(松江市、82万キロワット)で、本格的な発送電を開始した。今後は徐々に出力を上げ、安定して運転できるか確認する調整運転などを経て、来年1月10日に営業運転を再開する予定。
島根2号機は今月7日午後3時に原子炉を起動。その後発送電に先立ち、設備と機器の点検や清掃を行う「中間停止」を15日から実施。22日午前3時ごろに原子炉を再起動し、4時15分に臨界に達した。
当初は25日の発送電開始を見込んでいたが、点検作業などが想定より早く終了する見通しとなったため前倒しした。
島根原発は全国で唯一、県庁所在地に立地する。