埼玉新聞

 

<高校野球>浦和学院、城西大城西と練習試合 競り負けるも打線復調 森監督「チームにいい相乗効果」

  • 城西大城西戦で5回1安打無失点2奪三振と好リリーフした浦和学院の野口=8日午後、同校グラウンド

 浦和学院は8日、同校グラウンドで城西大城西と練習試合を行い、10―11で競り負けた。

 スタメンは、6日の八王子学園八王子戦から3番に遊撃手で大勝、8番に指名打者で喜屋武が入った。投手陣は、西田、小田部、野口の順で登板した。

 浦和学院は、2―2の三回に高山の2点本塁打などでこの回4得点して勝ち越した。だが、四回に打者一巡の猛攻で9失点して逆転を許した。打線は四回以降も加点するものの、同点にすることができなかった。

 結果は競り負けたが、八王子学園八王子戦で2得点だった打線が復調した。大勝が長打2本を含む4安打2打点1本塁打、高山が4安打3打点1本塁打と快音を響かせた。

 森監督は「(八王子学園八王子戦)前回は振れていなかったが修正して結果を出した。(メンバー入り18人の)当落線上の選手が結果を出してチームにいい相乗効果が生まれている」と収穫を手にした。

■3番手、野口が手応え

 西田、小田部とベンチ入りを争う野口が、好リリーフを見せた。

 7―11の五回から3番手として登板し、5回1安打無失点2奪三振の結果に「真っすぐを生かして変化球で打ち取らせることができた」と好感触。紅白戦では、短いイニングの登板だったが、「もう自分しかいないと思って投げた」と背番号獲得へ闘志を燃やした。森監督は「直球をうまく生かしていた」と評価。

 春日部市出身の右腕は「いろんな変化球を試して結果を出したい」と意気込んだ。

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