埼玉新聞

 

日本人学生の学びに影 標的にされた特定外国人との交流会…排斥活動で団体名変更も ヘイトの現場から

  • 10月に開かれた2回目の交流会で、民族舞踊を楽しむクルド人と学生たち(芝田英昭教授提供)

    10月に開かれた2回目の交流会で、民族舞踊を楽しむクルド人と学生たち(芝田英昭教授提供)

  • 10月に開かれた2回目の交流会で、民族舞踊を楽しむクルド人と学生たち(芝田英昭教授提供)
  • 県内の大学で6月に行った交流会の趣旨を記した文書

 川口市や蕨市で繰り返され、さいたま地裁が11月にデモを差し止める仮処分命令を出した特定外国人の排斥活動が、日本人学生の学びにも影を落としている。県内の大学では6月、ヘイトデモで標的にされた県内クルド人との交流会を開いたところ、非難の電話などがあり、安全を考慮して学生団体の名称変更を余儀なくされた。学生の指導教員やヘイト問題に携わる弁護士は、「埼玉でも罰則規定がある条例を」と訴える。

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