埼玉新聞

 

大宮で無料PCR検査、新聞販売所が開設 新聞折り込みチラシ活用、住民らに呼び掛け 感染回避の一つに

  • スタッフの説明で検査を受ける市民ら=8日午後、さいたま市大宮区上小町の朝日新聞大宮中部販売所(同所提供)

 さいたま市大宮区上小町の朝日新聞大宮中部販売所は8日、新型コロナウイルスの無料PCR検査所を開設した。予約不要で3月末まで、感染不安を抱える無症状の人を対象に受け付ける。県が推進する検査無料化事業の登録業者はドラッグストアなどが多く、新聞販売所が実施するのは全国的にも珍しいとみられる。

 検査には、運転免許証など本人確認書類のほか、QRコードを読み取るスマートフォン、結果通知を受け取るメールアドレスが必要となる。濃厚接触者や体温37・5度以上の人は検査できない。

 同店4階の会議室を提供し、11ブースを設置。検査は数分で終わり、4日ほどで結果が出る。新聞折り込みチラシを活用し、大宮区、西区、中央区の住民らに呼び掛ける。

 中村健一所長は「われわれは地域密着の業種。PCR検査を近場で受けてもらい、感染を回避する一つのきっかけになれば」としている。

 受け付けは午前10時~午後6時半(土日は午後4時半)まで。毎日正午から1時間と毎週月曜は休む。問い合わせは、同店(電話048・641・5230)へ。

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