埼玉新聞

 

感動して涙!北京パラ・村岡選手、大回転で連覇 通算4個目の金メダル、地元で応援の家族や友人ら歓喜

  • 村岡桃佳選手が大回転で金メダルを獲得し、ふっかちゃんに職員手作りの金メダルを掛けた村岡選手の母の操さん(右)=11日午後2時35分ごろ、深谷市役所

 北京冬季パラリンピックのアルペンスキー女子座位で深谷市出身の村岡桃佳選手(25)=トヨタ自動車、正智深谷高出=が11日、大回転で前回大会に続く金メダルを獲得し、連覇を達成した。今大会3個目、通算では4個目の金メダルで、日本人選手として過去最多を更新。市役所で応援していた家族や市民らからも「感動した」などと歓喜の声が聞かれた。

 市役所では村岡選手の家族や友人、市民などがテレビの前で応援。1回目2位の村岡選手の2回目が始まると、固唾(かたず)をのんで見守り、トップに躍り出るとスティックバルーンをたたいて喜んだ。逆転で金メダルが確定すると、村岡選手の母の操さん(50)が市イメージキャラクター「ふっかちゃん」に職員手作りの金メダルを掛けた。

 操さんは「攻めているなと思ったけど、金メダルにはびっくりした。本当にすごいと思う」と感激。村岡選手のいとこの鯨井麻友さん(26)も「勝負強さが見られて良かった。どきどきしたけど、やってくれると思っていた」とうれしそうだった。

 小中学校の同級生である矢都木(やとぎ)悠河さん(25)は「桃佳らしい攻めた戦いだった。すごくうれしいし、励みになる」、清水陽菜さん(25)も「すごく感動した。同級生が頑張っている姿は勇気や元気をもらえる」と語った。中学時代の同級生の古賀夢美菜さん(25)は「普段は競技の話はしないけど、すごい努力をしてきたと思う」。

 村岡選手を小学6年生から中学3年生まで、小中学校で支援していた市特別支援補助員の兼子淳子さん(47)は「感動して涙が出た。帰ってきたらとにかく抱き締めたい」と話していた。

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