感動して涙!北京パラ・村岡選手、大回転で連覇 通算4個目の金メダル、地元で応援の家族や友人ら歓喜
2022/03/12/00:00
北京冬季パラリンピックのアルペンスキー女子座位で深谷市出身の村岡桃佳選手(25)=トヨタ自動車、正智深谷高出=が11日、大回転で前回大会に続く金メダルを獲得し、連覇を達成した。今大会3個目、通算では4個目の金メダルで、日本人選手として過去最多を更新。市役所で応援していた家族や市民らからも「感動した」などと歓喜の声が聞かれた。
市役所では村岡選手の家族や友人、市民などがテレビの前で応援。1回目2位の村岡選手の2回目が始まると、固唾(かたず)をのんで見守り、トップに躍り出るとスティックバルーンをたたいて喜んだ。逆転で金メダルが確定すると、村岡選手の母の操さん(50)が市イメージキャラクター「ふっかちゃん」に職員手作りの金メダルを掛けた。
操さんは「攻めているなと思ったけど、金メダルにはびっくりした。本当にすごいと思う」と感激。村岡選手のいとこの鯨井麻友さん(26)も「勝負強さが見られて良かった。どきどきしたけど、やってくれると思っていた」とうれしそうだった。
小中学校の同級生である矢都木(やとぎ)悠河さん(25)は「桃佳らしい攻めた戦いだった。すごくうれしいし、励みになる」、清水陽菜さん(25)も「すごく感動した。同級生が頑張っている姿は勇気や元気をもらえる」と語った。中学時代の同級生の古賀夢美菜さん(25)は「普段は競技の話はしないけど、すごい努力をしてきたと思う」。
村岡選手を小学6年生から中学3年生まで、小中学校で支援していた市特別支援補助員の兼子淳子さん(47)は「感動して涙が出た。帰ってきたらとにかく抱き締めたい」と話していた。