春日部労働基準監督署は14日、労働安全衛生法違反の疑いで、東京都足立区のプラスチック製品加工業「ナナミ」と同社の男性専務(65)をさいたま地検に書類送検した。
書類送検容疑は、2020年2月6日、八潮市の同社工場で、内装の解体作業をしていた際、フォークリフトを従業員男性=当時(79)=の昇降に使用した疑い。
同労基署によると、男性は専務が運転するフォークリフトに備え付けられたパレットに乗り、高所の資材を解体していた。男性はバランスを崩して約2・5メートルの高さから転落、頭を強く打ち昨年12月に死亡した。
同労基署は認否を明らかにしていない。