埼玉県などは16日、新型コロナウイルスに感染していた70～90代の男女9人が死亡、新たに3933人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は県発表が2691人、さいたま市515人、川口市297人、川越市168人、越谷市262人。

　これまでに確認された感染者は37万6572人、死者は1276人（16日午後6時現在）。

　15日夜時点の重症者は46人、感染者の入院は1225人、宿泊療養652人、自宅療養2万3596人。退院・療養終了は34万3404人。

　県によると、県管轄ではワクチンを3回接種していた1人を含む70～90代の男女7人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女1984人。うちみなし陽性は74人。クラスター（感染者集団）関連では、新たに高齢者施設で6人、児童福祉施設で5人が感染した。会食で感染したとみられるのは10～50代の男女5人。ワクチンを3回接種していたのは20～90代の男女95人、2回接種は10～90代の男女748人。県教育局によると、県立学校12校で児童生徒22人、教員1人が感染し、学級閉鎖を14件実施した。

　さいたま市によると、いずれも市内医療機関に入院していた90代女性が3日、70代男性が9日に死亡した。90代女性は高血圧などの持病があり、ワクチンを3回接種していた。70代男性は基礎疾患がなく、ワクチン未接種だった。感染が判明したのは10歳未満～90代の男女515人。

　川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女297人。保育園では民間2園で園児2人が感染し当分の間の部分休園を決めた。全面休園しているのは2園（部分は9）。学級閉鎖は14小学校20学級、4中学校4学級、市立高校で1学級。

　川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女168人。

　越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女262人。障害者施設で新たにクラスターが発生し、入居者24人と職員6人が感染した。