埼玉新聞

 

母死亡、首絞めた息子が通報「殺した」…逮捕 息子は川口市職員で病気休暇中、その後「殺す気なかった」

  • 事件があった現場の住宅=15日午後10時半ごろ、川口市

 自宅で母親の首を絞めて殺害しようとしたとして、川口署は16日、殺人未遂の疑いで、川口市北園町、同市職員の男(58)を逮捕した。母親は死亡が確認された。

 逮捕容疑は14日午後4時ごろから15日午後3時50分ごろにかけて、自宅で母親(84)の首を絞めて殺害しようとした疑い。男は「口論になって頭に血が上った」などと供述し、「母の首を絞めたが、殺してやろうという考えはなかった」と容疑を一部否認しているという。

 同署によると、男は母親と2人暮らし。15日午後3時34分に「母を絞め殺した」と自ら110番し、駆け付けた警察官が自宅1階の和室であおむけに倒れて死亡している状態の母親を発見した。

 川口市によると、男は市民課に勤務し、住民票や戸籍などの窓口業務に従事していた。1月24日から3月末まで病気休暇を取っており、当日は出勤していなかった。同署は死因や事件の状況を詳しく調べている。

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